病気を抱えながらも、働く意欲・能力のある労働者が、仕事を理由として治療機会を逃すことなく、また、治療の必要性を理由として仕事の継続を妨げられることなく、適切な治療を受けながら生き生きと働き続けれられる社会を目指す取り組みです。
事業場における治療と仕事の両立のための取組・両立支援制度の導入等を支援します。ご相談お待ちしております。
仕事と治療の両立支援
1.事業内容
(1)個別訪問による支援
両立支援に関する制度の導入等を促進するため、当該制度の導入に関する支援を希望する事業場等からの依頼等に応じて、事業場を訪問し、管理監督者や労働者に対する治療と仕事の両立への理解を促す教育(管理監督者向け両立支援教育)を含め両立支援に関する制度の導入に関する支援を行います。
(2)相談対応による支援
治療と仕事の両立支援に関するご相談は、電話、メール、面談等により対応します。※面談は事前予約制です。
(3)個別調整支援
医療機関の患者(労働者)や事業者からの申出に応じ、必要に応じて医療機関等と連携し、個別の患者(労働者)に係る健康管理について事業場と患者(労働者)の間の治療と仕事の両立に関する調整支援を行います。
※支援の実施に当たって、患者(労働者)と事業者の同意が必要になります。
(4)事業者啓発セミナー
平成28年2月に厚生労働省から示された「事業場における治療と仕事の職業生活のためのガイドライン」等の普及・啓発を目的として事業者等を対象とするセミナーを実施します。
2.ご利用の流れ
1.お申込み
【「相談対応による支援」をご希望の場合】
当センターホームページの「メールによるご相談」から、必要事項を入力のうえ、お申込みください。
【「個別訪問による支援」をご希望の場合】
当センターホームページの「訪問支援利用申し込みフォーム」から、必要事項を入力のうえ、お申込みください。
お申込み後1週間経過して連絡がない場合は、埼玉産業保健総合支援センター(TEL:048-829-2661)までご連絡ください。
2.訪問日時の調整等
担当する促進員から、担当者様にメールまたは電話にて訪問日時の調整のための連絡を行います。ご対応をお願いいたします。
3.支援の実施
お約束の日時に事業場を訪問し、希望する支援についてヒアリングを行い、助言・支援を実施します。研修会の実施を希望する場合は、事前打ち合わせをのうえ、後日研修会を行います。
3.利用者の声(よくあるご相談)
職場復帰の手続きについて知りたい。
仕事を続けられるか不安である。
病気のことをどのように職場に伝えたらよいのか迷っている。
自分から職場に配慮を申し出ることが十分にできない。
職場復帰を申し出たが、認められない。
職場に復帰したが、過剰な気遣いや差別が感じられ居心地が悪い。
4.資料・リンク集
【厚生労働省】
- 事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン
- 治療と仕事の両立支援に関するガイドライン~「企業・医療期間マニュアル」と「難病に関する留意事項」~
- 治療と仕事の両立支援ナビ
- 様式例集【PDF版・WORD版】
- 厚生労働省労災疾病臨床研究事業費補助金「企業・産業保健スタッフ・医療機関の連携による両立支援システムの開発」(H29~R1)研究班・『会社の治療と仕事の両立支援チェック30』
- 『治療と仕事の両立支援活動・評価指標チェック30』【解説書】
- 『治療と仕事の両立支援にご興味のある会社の方へ』
【独立行政法人 労働者健康安全機構】
- 治療と仕事の両立支援ポータルサイト
- 治療と就労の両立支援マニュアル
- 両立支援啓発動画「病気の治療をしながらも働ける職場へ」-治療と職業生活の両立支援に向けて-
- 治療と仕事の両立支援取組事例集~支援の開始から職場復帰まで~
【埼玉労働局】
- 埼玉県地域両立支援推進チームリーフレット
- 治療と仕事の両立支援について
- 埼玉県地域両立支援推進チーム
埼玉県内の実情に応じた両立支援を効果的に進めるため、使用者団体や労働者団体のほか、医療機関、県の関係部局等の様々な両立支援の関係者が参集し、チームを設置したものです。 - 総合労働相談コーナー(無料・予約不要)
職場でのトラブルでお困りの労働者、事業主のみなさまへ埼玉労働局がサポートします。労働に関するあらゆる分野の相談を面談あるいは電話でお受けします。
【埼玉県保健医療部疾病対策課】
- がん治療と仕事の両立支援のポイント
従業員ががんになった時に備えておくべきがんの基礎知識や従業員が復職する際のがん治療と仕事の両立支援に向けて留意すべき点の他、就労に関する埼玉県内の相談支援窓口一覧を掲載しています。 - がんワンストップ相談
看護師・医療ソーシャルワーカー・両立支援促進員・がん経験者があなたのご相談を伺います。(相談無料・事前予約制)
【埼玉県社会保険労務士会(無料・予約制)】
【国立がん研究センター】
- 国立がん研究センターがん情報サービス
がんの診断や治療について、がんの相談窓口等の情報サービスをしています。 - がんと仕事のQ&A
- がん情報サービス がんと共に働く まず一歩前へ
- がんの冊子
【その他】
- がんなど治療と就労の両立支援ガイドブック<サッポロビール株式会社>
※自社で両立支援ガイドブック作成の際には、ガイドブックの最終ページ等に「本ガイドブックはサッポロビール株式会社の『がんなどの治療と仕事の両立支援ガイドブック』を参考にしている」旨を記載してください。 - がん患者さんのための「治療サポ」
労災疾病臨床研究事業費補助金「事業場において治療と仕事の両立を支援するための配慮とその決定プロセスに関する研究」班治療と仕事の両立支援をうまく進めるためには、両立支援を必要とする方、主治医、上司、人事担当者の連携が不可欠です。そこで、本システム『治療サポ』では、両立支援を必要とする方と事業者が共同で作成する勤務情報提供書の作成を支援することを目的にしています。